交渉力強化研修

研修のねらい

  1. 交渉時の相手の心の動きを理解する
  2. 合意形成に基づく戦略的な交渉のプロセスを学ぶ
  3. 交渉を成功に導くための具体的コミュニケーションスキルを習得する

研修概要

交渉はWin-Winがゴールであれ

ビジネスの現場ではお客様、取引先、従業員、地域住民、行政機関などのステークホルダー(利害関係者)が存在し、これらのステークホルダーとの「交渉」によって組織の未来は大きく変わります。
交渉とはある事を実現するために、当事者同士が話し合うことを意味しますが、ビジネスにおける交渉ではこちらの狙いや考えを実現させるという結果が求められます。
しかし、それは決して「自身(自組織)の思い通りになるよう相手を説き伏せる」ことではなく、双方の利益を最大化する解決策を導くことが肝要です。
相手の問題を解決しながら利益を提供し、相手の心からの納得を引き出し、その交渉がお互いにとって満足感のあるWin-Winがゴールであって初めてその交渉は成功したと言える訳です。
交渉力の強化は「勝つか負けるか」という交渉(ネゴシエーション)のイメージを払拭し、優位に話をリードする話術を磨くという誤解からくる苦手意識を取り去ることからスタートします。

相手の心理を読み解き、実践用にアレンジする

交渉を成功させるためにはまず相手を知らなければなりません。
心理的な観点から相手の心の動きを読み解き、現場で応用する姿勢はとても重要です。心理学的理論は日常によく当てはまるので共感しやすいですが、あくまでも理論として認識し、実践用にアレンジすることが交渉力アップの鍵となります。
また交渉時の表現法を全体で共有することも組織力アップにつながります。アイデアを試行錯誤しながらピックアップしていけばチームワークも高まるでしょう。

この研修では折衝力、営業力を高めるために総合的な交渉力を身に付けることをねらいとしています。
信頼を得るラポールの築き方、表現方法、交渉の具体的テクニックをグループワークやロールプレイングなどの実践的なトレーニングを繰り返し行い、現場で使える力を身に付けていただきます。

対象者

  • すべてのビジネスパーソン
  • 営業職、管理職、自治体の担当者など交渉する機会が多い方
  • 交渉力をつけて組織を強化したいとお考えの企業

プログラム

<半日コース>

講 義 実 習
(1)交渉におけるマインドセット
①交渉の基本スタンス
②準備の大切さ
③これまでの交渉を振り返る
△ワーク
△ディスカッション
(2)心理学から導く交渉術
①人間の行動原理から逆算する
②交渉への活かし方
③実践に当てはめる
△ワーク
(3)相手の心を動かす説得力
①説得を促す法則
②相手視点を身に付け使いこなす
③人が断る心理を考える
△ロールプレイング
(4)実践に活かす △交渉体験

<1日コース>

講 義 実 習
(1)交渉におけるマインドセット
①交渉の本質
②準備の大切さ
③これまでの交渉を振り返る
△ワーク
△ディスカッション
(2)交渉前に押さえておきたい心理学
①人間の行動原理から逆算する
②交渉への活かし方
③実践に当てはめる
△グループワーク
(3)交渉前のラポールづくり
①好意的ストロークを意識する
②信頼を得るコミュニケーション法
③交渉をスムーズに進める場の作り方
△ロールプレイング
(4)相手の要望を聴き取るヒアリング力
①相手を知る必要性
②観察力と想像力
③効果的なヒアリングのポイント
△ロールプレイング
(5)相手の心を動かす説得力
①説得を促す法則
②相手視点を身に付け使いこなす
③人が断る心理を考える
△グループワーク
(6)交渉の実践
①フィードバックによる改善点の発見
②モチベーションとレジリエンス
③交渉を支える人間力
△ロールプレイング
(7)まとめ △行動計画作成

担当者の声

当社が売り出そうとしている商品は高額のため、担当者の交渉力次第で業績に大きな影響を及ぼします。
しかしお客様から断られるとすぐに諦めてしまうことが多く、提案力、交渉力向上の必要性を感じていました。ノルマもなく、歩合給制でもないので意識の低さも悩みの種でした。類似商品が少ないため、交渉力を少し上げるだけできっと成果が上がると思うのですが、個人の力量に任せっきりだったので研修をお願いすることにしました。
研修では様々なスキルを紹介してもらい、実際の商品を使って練習ができたのでイメージしやすかったです。他の人の交渉の様子を見るのが初めてだったのでそれも新鮮でした。明日からすぐに実践できそうなので、今後が楽しみです。

更に事例を見る

費用

半日 10万円~
(研修内容、開催場所、受講者数、講師等によって変動します)

お問い合わせ

研修一覧