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アンガーマネジメント研修
研修のねらい
- 怒りの感情が発生するメカニズムを理解する
- 自分の中にある問題を考え、解決に向けた道筋を模索する
- 適切な行動を習慣化する方法を学ぶ
研修概要
ストレス社会の感情
時代は大きく変化しています。
人間は変化にストレスを感じる生き物ですが、あらゆるものがスピードアップし、過去の常識がまったく通用しない時代となりました。
価値観の多様化や職場での世代間ギャップもこの変化により深刻さが増しています。
お互い我慢を重ねているのに理解されない、思い通りにならない。
このダムが満水状態のような心理状態のとき、あるきっかけで水位が上昇し決壊する…。
時代の流れから取り残され不公平感を募らせている人
自分を理解してくれる人間関係が築けずに追い詰められている人
自分の居場所がなく「こんなはずではなかった」という想いが強い人
自分の思い通りにならない現実に直面し、被害者意識や「べき思考」を増幅させている人
こうした人たちが「理解されない」という想いをより強く持ち、怒りに身を任せてしまいます。
怒りは自分の問題と向き合うチャンスとなる
日常から怒りっぽい人だけでなく、あの人が?と周囲が驚くような人が怒りにより不適切な行動を起こすこともあります。それは劣等感や自己嫌悪といった自責感情が怒りによるダムの崩壊時、突然他人に向けられることもあるからです。つまり自分に向けられる攻撃と他人に向けられる攻撃は表裏一体だということです。
また近年問題になっているハラスメント問題とも怒りの感情は密接に絡み合っています。
怒りという感情は不適切な言動を生みやすい感情ですが、そこに横たわる「自分の問題」を明確にしてくれます。なぜ怒ったのかが理解できていない人が多いのですが、そのイライラやムカつきの根源に目を向けると、自らの行動スタイルや価値観を変化させるチャンスが訪れます。
怒りの後の行動は日常のパターンの積み重ね
人間は習慣の動物です。怒りは人間の根本的な感情であり、程度の差はあれ日常誰もが感じる自然なものです。しかし、怒りを感じた時にすぐ怒鳴ってしまったり、攻撃をしてしまうなどの不適切な行動は日常繰り返すことによって習慣化されている場合があります。
こうした怒りの感情に翻弄され続けないためには行動の習慣を変えることも必要です。
アンガ―マネジメントは怒りの感情をコントロールするための心理学をベースにしたトレーニング法です。
この研修では自身の怒りの感情や原因を見える化し、反射的に怒りを相手にぶつけない方法を具体的に学びます。
また心理学的見地から紹介する誰もが共感できる事例は無意識を意識化し、腑に落ちると好評です。
職場で行う指導や意見交換など、スムーズなコミュニケーションを実現させるためにぜひご活用ください。
対象者
- 業種、職種を問わず、ビジネスパーソン全般
- 感情労働従事者や管理職など感情のコントロールが必要な方
- パワーハラスメント対策として取り組みたいとお考えの企業
プログラム
プログラムモデル <半日コース>
講義 | 実習 |
(1)アンガーマネジメントを考える ①感情の正体を知る ②ハラスメントやメンタルヘルスとの関係 ③自分の怒り感情を分析する |
△感情の見える化 |
(2)怒り感情をマネジメントする ①怒りを生み出すサイクルを知る ②思考のコントロール法 ③多様性を受け入れ多角視点を持つ |
△認知の見える化 |
(3)適切な行動への習慣化 ①怒り感情後の行動パターンを検証する ②新しい行動パターンを習得する ③怒り感情を中和させる感情 |
△行動の習慣化 |
(4)まとめ |
※アンガーマネジメント研修は新入社員研修、管理職研修、ビジネスコミュニケーション研修、ハラスメント防止研修、メンタルヘルス研修などと組み合わせて行うとより効果的です
担当者の声
あおり運転をする人の心理学側面から解説してもらい、とても腑に落ちました。私たちが普段、何気なくしている行動の心理的なアプローチは大変興味深く感じました。
あおり運転を引き起こしかねない怒りの感情についての理解も深まり、具体的な事例を色々紹介してもらい、あっという間に時間が過ぎてしまいました。あおられないための防御についてもすごく心当たりがあって、受講生から面白かった!という声がたくさんあがりました。
費用
半日 10万円~
(研修内容、開催場所、受講者数、講師等によって変動します)