サービス関連で多くの従業員を抱える企業様の中間管理職向けに３回に分けてハラスメント研修を担当させていただきました。

こちらの企業様は過去にハラスメント研修を実施したことがあるとのことで、基本的なことは省きハラスメントに関する「捉え方」を中心にディスカッションを行いました。
そこで感じたことは「過去に知識として知ったとしても認識を変えるのは難しい」ということです。

法改正によりハラスメントの定義が行われ、企業の措置義務も明確化されました。
相談窓口も設置され、体制も整いました。
「○○をするとダメ」「○○という言葉は不適切」
そんな知識を持つこともできました。
しかし。心のどこかで納得できない部分がある…

今回の研修では過去の裁判事例を元にそんな「もやっと」について考えていただきました。
その「納得できない」部分は自分のどんな認知からきているのか。
この微妙なラインをどのように考えたらよいのか。
そんなディスカッションが活発に行われました。

また、実際にハラスメントが起こってからの流れを具体的にイメージできるよう共有化しました。
ハラスメントを身近に考えるよいきっかけになったと思います。