研修活用インタビュー

オークス株式会社様

[企業概要と研修の状況]

オークス株式会社は会員システムで冠婚葬祭を営んでいる会社で、富山県と石川県を営業エリアとして3か所の結婚式場、30か所のセレモニーホール、ホテルなどを運営し、また福祉関連事業等、幅広く展開をされています。

社員数は511名(2021.1現在)
弊社の新入社員研修、接遇研修などをご活用くださっています。

 

[お話しいただいた方]セレモニー事業部 セレモニーセンター富山 課長 杉野 孝英 様

 

―本日は取材をお受けいただきありがとうございます。

まずは御社の人材育成に対する基本的な考え方をお聞かせください。

 

杉野さま(以下、杉): 当社の人材育成はOJTとOFF JTの二本立てで進めていて、社員の能力向上のために「教育」ではなく「共育」を行っています。これは教える側も教えられる側も「共に育つ」ことが大切だという弊社独自の考え方です。

OJTでは、先輩が後輩に教えるばかりではなく、どうすれば伝わるのか教える側も学ばなければ教えられません。こうした共育の機会は積極的に自分を磨くチャンスとして与えるようにしています。弊社の現場は目の前に常にお客様がいらっしゃり、毎回が本番です。とても厳しい場所だという認識を持って事前準備をしなければなりません。先輩社員と後輩社員が現場で話し合いながらともに成長しています。

OFF JTは、よしともさんにお願いしているような集合研修で、体系的かつ継続的に行っています。

弊社は社員を「ともに成長、発展していく人財」と捉えています。人こそが替えがたい財産です。そのため研修は望む行き先に向かって行き方を考える手段として必要不可欠なものだと考えていまして、最大の資産である人を育てる研修には費用を惜しまない、人材育成に非常に熱心な会社だと自負しています。

 

―共育により、人財を育てる。とても素晴らしいですね。

研修を大事にされていますが、研修講師についてはいかがでしょうか。

 

杉:これまで様々な先生とお付き合いさせていただきました。先生のタイプもいろいろでした。必要なことを伝えるだけというより、いかに受講者に伝わるか、先生もそういう工夫が大事だなと思いました。

また、会社にはそれぞれ長年培ってきた歴史がありますので、求める研修効果というものをよく理解して会社のやり方に合わせて研修を行ってくれる先生が理想です。

その点、よしともさんには微に入り細に入り、よくしていただいています。当社社員の心を開かせて、必要なことを伝えようとしてくれていると思います。

 

―研修の成果についてはどのようなご感想をお持ちでしょうか

杉:よしともコミュニケーションズさんとは10年以上のお付き合いですよね。

当社のセレモニーにかかわるスタッフはもれなくよしともさんの研修を受けていますし、新入社員研修もお願いしていますから多くの社員が受講しています。

研修で学んだ内容が社員にすぐ浸透するかどうかは難しいところがあります。よくなったな、と思う時もありますが、できていない時もある。人間ですからね。

でも、そのできていないピンポイントだけを見て「研修で習ったことができていない」と決めつけてしまうのは違うと私は思っています。人が変わっていく過程や、その人が何に気づいたか、という部分は確認しづらいものです。

研修の目的は自分の気がついていなかった点に気づくことです。そして改善するために自分で勉強を始めるという行為が研修の成果だと思います。いくら詰込み教育をしても意味がなく、自分の足りない部分に気づかせてくれるところが、よしともさんの研修のよいところだと思います。

先生は自分の体験を話してくれますよね。それは先生がどこかで勉強してきたことではないんです。生きざまをおっしゃってくれるので、それが勉強になるんでしょう。

 

―ありがとうございます。受講生の新たな気づきにつながる研修であれば嬉しいです。

弊社の研修を取り入れてくださったきっかけは何でしたか?

 

杉:商工会議所でのつながりや、研修年鑑から探したこともありました。研修内容がパッケージ化されているところも多く、当社の事情に合わせてオリジナルで対応してくれるところって意外にないんですよ。

それに、弊社社員のこれだけの人数を年間通じてコンスタントに対応してくれて、費用のこともありますし、諸々の条件で一番合ったのが、よしともコミュニケーションズさんでした。地元ですし、色々探して目に留まりました。

 

―数ある研修会社からお選びいただき、本当に嬉しいです。

今後の人材育成についてはどのようにお考えでしょうか。

 

杉:研修は変わりなく続けていかないと成長はありません。

新入社員の価値観も時代によって変わってくるので、従来通りの接し方を押し付けるのではなく、接し方・研修なども変えていく必要があると思っています。スマホなどですぐに調べて知識は手に入れられますが、知っていることと、できることとは違います。彼らを理解し、ハラスメントなどへの対応や、教える手順、疎外感を与えないような接し方など、受け入れる環境も整えていかなければならないでしょう。

そして、人が人を育てるのですから、感情もあります。こうしたことは研修だけで補えるものではありませんが、こうした研修も今後必要だと考えています。

今、環境はどんどん変化しています。変化に対応して考えて行動する必要性は長年にわたりよしとも先生がスタッフに伝え続けてくださいました。

今後も変化に対応できる冠婚葬祭のプロフェッショナルの育成に取り組んでいきたいです。

 

―今後もぜひお手伝いをさせていただければ嬉しいです。

本日はありがとうございました。

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