コラム

今年こそまさに必要なフォローアップ研修

「今年の新入社員に自信とつながりを持たせたい」

最近よく聞くご担当者の声です。

 

コロナの影響で今年度入社の新入社員は、入社式や研修が行われず、すぐに現場に配属されていたり、実施されたとしてもオンラインで済まされていたり、いきなり在宅勤務からスタートしたり、新人歓迎会などの集まりがなかったりと同期が一堂に会す場がなかなか持てない状況でした。

 

そのため横のつながりが形成されず、社会人の第一歩を不安の中で歩み出し、孤独な気持ちで目の前の業務に無我夢中で慣れているというかつてない状況にさらされています。

 

自分は実務をきちんとこなせているのだろうか
必要な知識やスキルを適切に身につけて職場の役に立てているのだろうか
他の同期はどのように仕事をこなし、これまでどんな経験をしてきたのだろうか

そんな情報共有やフィードバックが行われないと心細さは募る一方でしょう。

 

新入社員への小まめな声かけや個別面談を行い、彼らの心のケアに苦心されている組織も多いでしょう。

しかし、同じゼロの状態から同じ状況を経験した同期は良いことも悪いことも共感できることが多く、比較し合い刺激も受けます。

境遇を分かち合える同期の絆に勝るものはないと感じます。

 

新入社員フォローアップ研修は毎年行われています。
しかし今年ほどその重要性を痛感する年はありません。

 

フォローアップ研修のそもそもの目的は大きく分けて

①同期との交流の機会を作り、情報交換を行うことで悩みや迷いを軽減させる

②実務経験を積んだ後に自らの行動を振り返りながら、改めて職業人意識、ビジネスマナー、ビジネスコミュニケーション、仕事スキルなどの理解を深める

③成長確認や目標設定を行い、今後に向けてモチベーションを高める

の3つに分かれますが、コロナ禍をモロに浴びた今年の新入社員は特に①が求められます。

 

コロナに怯えるだけではなく、こんな時だからこそ人材育成の手を緩めたくない。

そうお考えの企業様は新入社員へのフォローアップから初めてみませんか。

 

 

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