新型コロナウイルスは私たちに未知の選択を迫っているようです。
楽観論、悲観論、いろいろあり、素人である私たちは専門家の意見を頼らざるを得ません。
楽観的すぎても困りますが、不安すぎて行き過ぎた行動をしてしまうのも問題です。
デマや中傷に踊らされることなく冷静に行動していきたいものです。
ウイルスにより多くの学校が休校となり、この時期に約1か月間自由に過ごすのは
子どもたちにとって初めて経験です。
旅行やイベント、卒業式など楽しみにしていた行事が中止になる、
長年の鍛錬の成果を発揮する試合が中止されるかもしれません。
接点が減る就活生、採用担当者双方の焦る気持ちもわかります。
仕事を休まざるを得ない人、業務に支障が出る人、
キャンセルの続出で大変な状況に追い込まれる人もいるでしょう。
逆に仕事依頼が殺到し、てんやわんやになる人
この混乱に乗じて不足している物資を買い占め、ちゃっかり儲ける人
空いた時間を利用して日頃できない体験をする人
在宅勤務など新しい働き方に挑戦している人もいるでしょう。
いずれにせよ新型ウイルスが世界中に蔓延し、大混乱になった記憶は
今後こうした事象が繰り返されない限り、私たちの脳裏に末永く残ります。
そして人々の間で何度も想起され、報道され、話題になるでしょう。
私たちの記憶は感情と密接な関係があります。
大きな出来事は将来思い出す機会も多く、その出来事を想起するとき
当時の自分自身の置かれた状況や感情などがセットでよみがえります。
そして、定期的に想起されることにより、さらに記憶は補強されていきます。
その時自分はどんな気持ちで、何を考え、どう過ごしたのか。
新型コロナウイルスの話題になるたびに自分の抱いた感情とともに、
自分がとった行動やその結果を思い出すことになるのです。
弊社は集合型の研修形態で受講生同士の接触が多く、実習やワークの豊富さが強みです。
しかし、今の状況が続くとこの強みは有効に活かすことができません。
私たちはこの機会を前向きに捉え、新しい試みや新しい仕組みをつくるチャンスと捉えています。
ワクワク行動している私たちの記憶は将来私たちの財産になると思っています。
頑張った記憶、助けあった記憶、知恵を出し合った記憶、チャレンジした記憶…。
これから出会う人たちにもそんな姿勢を見せつつも、有用な考え方をお伝えできる研修会社でありたいと思っています。
未来の記憶のために。
あなたはこの未知なる新しい出来事との遭遇をどう捉え、どう行動しますか。